最近、収納においてオーダー家具が注目を集めています。以前はお金持ちのステータスとして、緻密な彫刻を施したサイドボードや特殊な希少価値の高い木材を使用した棚など、非常に芸術性の高い物が代表的でしたが、最近では既製の家具では設置場所の制限があり置けない場所に収納をしたい、という理由で気軽にオーダー家具を作る人が増えています。そのようなニーズを反映してか作る側も今までの様な高価なものではなく、いくつかのパターンを予め準備しこれを組み合わせることで目的の大きさに合わせる様な、いわゆるセミオーダーの様なものが増え、非常に購入しやすくなりました。しかし、オーダー家具を作る前に、注意したいことが有ります。
それは、本当にその場所に収納が必要なのか、という事です。家は非常に合理的に設計されているものです。例えば階段の一部に収納家具を設置して、収納効率を挙げているという方も多く聞きますが、階段は本来人が歩くものであり、安全を考えて設計されている物なので、単に収納スペースが足りないからと言って階段の一部をオーダー家具を用いて収納スペースにしてしまうのは、安全性を十分に考慮した上で行わないと非常に危険です。もちろん、安全性を考慮している場合も多いものですが、オーダー家具を作ってむやみに収納スペースを増やす前に、まずは不要なものをしっかり整理し、収納する物と場所を決めてから家具をオーダーする方が非常に効率的で、収納した後も取り出しやすい便利なものになります。
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